2018年5月に爆発的に噴火したキラウエア火山。
私は噴火から1年後の2019年4月にキラウエア火山へ行きました。
もうすぐ噴火から約2年経ちますが、私が訪れた2019年4月と2020年2月現在の状況はそれほど変わらないようです。
2つの観光名所が立入禁止
ハワイ島1日観光オプショナルツアーのコースに必ず入っていると言っても過言ではない定番観光地キラウエア火山。
その中で、特に人気の2つの観光名所が2020年2月現在も閉鎖したままです。
1.ジャガーミュージアム
キラウエア火山国立公園ゲートから車で5分の場所にあるジャガーミュージアムは、キラウエア火山の歴史などを学ぶことができ、かつハレマウマウ火口を身近で見られる場所として観光客に人気の場所でした。
しかし、2018年の大噴火によりハレマウマウ火口が面積を広げた結果、ジャガーミュージアムは建物自体が火口内へ崩れこむ恐れが生じ、無期限閉鎖となりました。
なお、ミュージアム内の展示物は、ジャガーミュージアムから東にあるパホアの街で公開する準備が進められているそうです↓
ハワイ火山国立公園内のジャガー博物館、展示物をパホアの町で公開へ | ハワイのニュース
2.サーストン・ラバ・チューブ
ラバ・チューブは、溶岩が流れた時に周りが先に冷え固まり、溶岩流出後は中が空洞となってトンネル状になった場所のこと。
ハワイ島にあるラバ・チューブの多くは崩落の危険と隣り合わせですが、キラウエア火山国立公園内にあるサーストン・ラバ・チューブは、公園が管理していて整備されており、かつゲートに近く立ち寄りやすい場所にあるので、安全でアクセスよく溶岩洞窟を楽しめるラバ・チューブとして人気でした。
しかし、2018年の大噴火の際に発生した大規模地震によってトンネル崩落のおそれが出て、2020年2月現在も立入禁止が続いています。
赤いドロドロ溶岩は見られない
下の写真は、私がキラウエアビジターセンターを訪れた時に入口に置かれていた看板です。
「現在、公園内だけでなくハワイ島全域で活発に噴き出た溶岩は見られません。」
つまり、「ハワイ島」「キラウエア(火山)」と聞いてイメージする赤くドロドロした溶岩が火口から噴き出たり、海に流れ出たり(オーシャンエントリー)する様子が見られる場所は、2020年2月現在ハワイ島のどこにもありません。
↓ハワイ島で最も新しい溶岩が見られるのはこちら↓
ハレマウマウ火口に温泉出現!?
このように、かつては夜になるとハレマウマウ火口から赤い溶岩が噴き出す様子が見られましたが、今は見ることができません。
その代わり、2018年の大噴火後から火口の底に温度の高い水たまりが出現し、どんどん水量が増えています。
最新のキラウエア火山情報 | ハワイ島のツアー予約ならアロハブリーズ
またキラウエア火山は大噴火後、35年続いた噴火が収束し、火口の噴煙が激減しました。
そのため、ヘリからハレマウマウ火口がとても見やすくなり、気象条件が合えば谷底の水たまりも見えるようです。
ハレマウマウ火口の周辺は崩れやすい状態が続いているので、谷底に土砂が流れ込めば水たまりも埋まってしまう可能性もあります。
ですからキラウエア火山の谷底が見られるのは今だけかもしれませんよ!
赤い溶岩が見られなくてもキラウエア火山は見どころ満載!
「赤くドロドロした溶岩を見られないキラウエア火山やハワイ島なんて魅力が半減したも同じ…」
そう考える人もいるでしょう。
しかし私はキラウエア火山の魅力は活発な溶岩だけではないと断言します。
先ほどご紹介したヘリやセスナで上空から火口を見るなら、噴煙が少ない今がチャンス!
また、島内ツアーならガイドさんが最新のキラウエア火山の情報を教えてくれます。
以前私も参加したことがありますが、広く観光地が点在しているハワイ島を効率よく回ってくれて、かついろんなハワイ島の知識を教えてもらえました。
ハワイ島が初めての方・滞在日数が少ない方には特にオプショナルツアーの利用がおすすめです。
ぜひツアーに参加して今現在のハワイ島を感じてくださいね!
※上記は全て2019年4月時点の情報ですので、ご旅行の際は最新情報をご確認ください。