【2023年現在、ワイピオ渓谷での乗馬体験は休止中ですので、こちらは参考記事となりますが、自然豊かなハワイ島での乗馬体験は得難い体験ですので、ご興味のある方はぜひ体験してみてください!】
突然ですが、ハワイ島と聞いて頭に浮かんだのはどんな景色ですか?
多くの方は、火山かビーチだったのではないでしょうか?
ところで、ハワイ島には世界にある全気候帯13のうち11の気候帯が存在しています。
様々な自然に触れられるハワイ島で、私は思い出深い体験をしました。
それはワイピオ渓谷での乗馬体験です。
ワイピオ渓谷って?
ワイピオ渓谷は、ハワイ島東側、島最大の街ヒロから北へ車で約1時間の場所にあります。
ワイピオ渓谷は、島内観光ツアーの立ち寄りスポットの1つとなっていることも多いです。
とても緑が豊かで美しい場所です。
乗馬のスタートはこちら
乗馬のスタートは、ワイピオ渓谷の手前にあるワイピオ・バレー・アートワークスです。
※ワイピオ渓谷へ向かう前にテックスドライブインがあります※
ホノカアの街から来ると、ワイピオ渓谷へ向かう240号線から右手へ入る道へ進み、しばらく走ったところにあります。
※ホノカアは素敵な街!ぜひお立ち寄りください※
この建物の右並びに事務所があり、一人ずつ免責事項のサインをします。
受付の方は日本語が話せませんが、書類は日本語が用意されていましたよ!
出発、ワイピオ渓谷へ
受付の女性が運転するバンに乗り、ワイピオ・バレー・アートワークスからワイピオ渓谷へ向かうと、ワイピオ渓谷の駐車場脇に下へ降りていく道があります。
その入口にパラソルが立てられ、そこにいる人がまるで門番のように下へ向かおうとする車を停めていました。
ワイピオ渓谷の下へ車で行くのを許されているのは、住民とツアーバンだけのようです。
その理由を、私はすぐに知ることになります。
リアルアトラクション
駐車場脇の道の入口で、運転手の女性は車を一時停止しサイドブレーキを引くと、ギアをグイっと入れました。
おぉこれは…と思った瞬間、女性はサイドブレーキを戻し、ワイピオ渓谷の下へ続く道に入りました。
この下り坂の傾斜が写真ではイマイチ伝わらないのが非常に残念なのですが、
体感的にはジェットコースターの一番高い所から下りる時の角度に近い感覚がありました。
とにかく急で、デコボコしていて、クネクネしている道です。
私は割と車の運転が好きで10年以上MT車に乗っていましたが、それでもこの道は運転したくないなぁ…と思うほど、テクニックと道の形状を熟知した運転が要求される下り道でした。
とにかくひたすらエンジンブレーキを利かせながら、上ってくる車にも注意しつつ車を走らせています(言うまでもありませんが、この道は対面通行です)。
そして、こんな急な坂道を徒歩で下りている人がちらほらいました(写真にも小さく写っています)。
というのも、この坂道を下りて少し行ったところにビーチがあるんだとか。
でも、ビーチに着いたらきっとクタクタだと思います…。
2つの滝にまつわる悲しい伝説
無事下り坂を下りきったところで再び運転手の女性は車を停め、ギアを元に戻し再出発しました。
すると、こんなものが見えてきました。
看板の後ろに見えているのがヒイラヴェ(右)とハカラオア(左)の滝。
『ヒイラヴェ』というタイトルのハワイアンソングがあり、フラをされている方には有名だそうで、伝説も残されています。
昔、王族の娘ヒイラヴェと村の若者ハカラオアが許されざる恋に落ちましたが、身分の違いから決して実ることが許されず、2人は滝から身を投げてしまいました。
娘の涙はヒイラヴェの滝として今でも流れ続け、若者は滝の下で岩となり娘の涙を受け止め続けているそうです。
ハカラオアの滝は雨量の多い時でないと見られないそうで、両方の滝が流れるのは2人が会えた喜びの涙と呼ばれているとか。
私はとても貴重な時に訪れることができたようです!
この滝は落差が約400mあり、ハワイでも最大級の滝と言われていますが、ワイピオ渓谷展望台からは見えないので、乗馬体験ツアーに参加するか自力で下ってこないと見ることはできません。
アトラクションは続く…
さらに車を走らせると…
こんな川になった道をバンは横切り走っていきます。まさに自然の中のアトラクション!
もうすぐ馬たちが待つ厩舎に到着します。