前回の続きです。
【2023年現在、ワイピオ渓谷での乗馬体験は休止中ですので、こちらは参考記事となりますが、自然豊かなハワイ島での乗馬体験は得難い体験ですので、ご興味のある方はぜひ体験してみてください!】
ワイピオ渓谷は神聖な場所
ワイピオ渓谷は、カメハメハ大王が幼少期を過ごした王家ゆかりの場所と言われています。
かつては住宅だけでなく学校や郵便局、さらに刑務所もあったそうですが、だんだんと人口が減っていきました。
つい数年前まで集落の中には観光客が利用できるコテージがあったらしいのですが、いつの間にか利用できなくなったとか。
ワイピオ渓谷のほとんどは私有地で、住民の中には住民以外の立ち入りを良しとしない人が少なくないそうです。
確かに乗馬体験の際「ここから先は私有地のため立入禁止」と書かれた看板*1をいくつか見ました。
私たち観光客は、ハワイの方々にとって神聖で大切な場所にお邪魔させていただいているという気持ちを忘れないようにしたいと思いました。
厩舎に到着
集合場所から車で20分ほど走り厩舎に到着。
厩舎には馬のお世話をしている別の女性がいました。
受付兼ドライバーの女性と厩舎にいた女性の2人がガイドで、次の説明を受けました。
荷物
乗馬の際に持って行ける荷物はウエストポーチに入れられるもの(貴重品・携帯・カメラ・水など)だけで、それ以外のリュックなどは不可です。
大きな荷物を背負って馬に乗ると、申し込みの時に申告した体重と重さが変わり馬に負担がかかるからでしょうね。
他の荷物は全て厩舎に置いていきます。
本音を言うとちょっと心配になりましたが、何も問題はありませんでした。
乗馬の際の注意
この3つを守っていれば、後の細かいところはガイドが適宜誘導してくれます。
- 体を斜めにしたり立ち上がったりせず、馬の背中で地面と垂直に座る
- 必ず1列で進むこと(途中で追い越したり並んで歩くのを馬は嫌がるので、興奮して暴れる可能性があり、危険なため)
- 道の途中で馬が道端のものを食べようとしても、その時は手綱を前に緩めて体がまっすぐになるよう誘導し、食べさせないようにする(ただし、途中で水を飲みたがったら気の済むまで飲ませてあげる)
お馬さんの決定
馬は参加者に合わせてガイドが選んでくれます。
詳しいことはよくわかりませんでしたが、参加者の体重・性別・大人or子どもなどと、馬の体格やそれぞれの性格とを考えて、どの馬がどの参加者に合うか選んでくれているのだと私は思いました。
いざ出発!
無事騎乗する馬が決定し、早速乗馬体験ツアーがスタート!
先頭と一番後ろはガイドで、その間にツアー参加者が1列でゆっくりと馬を歩かせながらワイピオ渓谷を進みます。
ワイピオ渓谷は雨がとても多い地域なので、この上の写真のようにシダ植物がたくさん茂っていて足場は悪いです。
体験の際は汚れてもいい服やスニーカー(サンダル不可)が無難です。
この日は乗馬体験中に小雨が少し降りましたが、ポンチョを着るほどではありませんでした。
不思議なことに、このワイピオ渓谷での乗馬体験では雨が降って嫌だと感じず、むしろ雨によって緑がより美しくなり空気も澄んで、心が浄化されたような、そんな不思議な気持ちになりました。
写真には撮れていなかったのですが、私たちの乗馬体験に、先ほど厩舎の写真で写っていたワンちゃんも一緒についてきました。
このワンちゃんは活発で、馬と並行して歩いていたかと思ったら急に斜面の方に走って行ったりと自然の中のお散歩を楽しんでいました。
と、急にガイドの女性が"Oh, Jesus!"と叫んだんです。
何があったのだろう…と思っていると、なんとあのワンちゃんがネズミを捕まえて食べちゃったようなのです!
わんぱくというか…ワイルドですね^^;
さて、タロイモ畑が見えてきました。
2019年3月にフジテレビで放送された松下奈緒さんがハワイ島を訪れる番組の中で、松下さんがここワイピオ渓谷での乗馬の途中にタロイモ畑の収穫を手伝っていました。
乗馬の途中にはこんな場所を歩いたりもします。
ワイピオ渓谷はとても静かで、馬が歩くパカパカという音が響きます。
乗馬コースの脇にあるバナナ・ノニ・ライチなどの木があり、1つひとつガイドが説明してくれます。
私が参加したのは英語ガイドなのでこのような説明は英語になりますが、大事な場面では、例えば「イチレツ(一列)」「アブナイ(危ない)」など日本語の単語で教えてくれますよ。
乗馬体験の最後で、
野生の馬家族に出会いました。
ワイピオ渓谷にはこのように野生の馬がいるのは珍しくないのですが、ガイドは「はい進んで~」と素通りするよう指示していました。
あくまで私の想像ですが、野生なので突発的にどんな行動をするかわからないからなのかなと思いました。
こうして約1時間30分の乗馬体験ツアーは終了しました。
そしてもちろん
帰りも同じ道を通るので、
あのスリリングな坂道を今度は上っていき、正午頃にツアーが終わりました。
ハワイ島の思い出がまた1つ増えた!
今回は載せませんでしたが、ツアーの途中、見晴らしのいい場所で、ガイドが参加グループごとにツアー参加者の手持ちのカメラで写真を撮ってくれます。
家族全員で馬に乗っている写真は今までもないし、この先もなかなか撮れないかなと思うので、大切な家族写真の1枚になりました。
余談ですが、乗馬は普段使わない筋肉を使うのですね、翌日は足の内側が筋肉痛になりました^^;
【2023年現在、ワイピオ渓谷での乗馬体験は休止中ですが、自然豊かなハワイ島での乗馬体験は得難い体験ですので、ご興味のある方はぜひ体験してみてください!】
※ワイピオ渓谷へ行かれた際はぜひホノカアの街へお立ち寄りください※
ホノカアの後は有名なマラサダのお店テックスドライブインへGO!
*1:英語で書かれていたのでニュアンスです