2018年のハワイ島噴火でできた一番新しい溶岩を見てきた~2019.4<中編>

前回記事のつづきです。 

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130号線をさらに南下する 

私はラバ・ツリー州立公園には立ち寄らず、さらにハイウェイ130号線の先へ進みます。

130号線の途中でGoogle Mapは左折の指示を出しました(下記地図の倉庫があるKamaili Rdへ入るよう指示)

もしかしたらGoogle Mapの経路で目的地へ着くことができたのかもしれません。

しかし、私が行った2019年4月当時はこの道が目的地へ繋がっている(規制が解除されている)という情報は確認できなかったので、Google Mapの指示に従わず、かなり大回りになりますがそのまま130号線を進むことにしました。

道路事情は日々変わりますので、お出かけの際は最新の情報をご確認ください。

カラパナ 

目的地へはハイウェイ130号線と137号線が交わるT字路から137号線を東に入ります。

このT字路はカラパナの街の手前(Kaimū Beach Park付近)にあります。

カラパナは、かつては海岸沿いを西へ進むと、キラウエア火山国立公園のホーレイ・シー・アーチ(チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの終点)まで行くことができました。

しかし、2014年の噴火により溶岩流が流れ込み、往来ができなくなりました。

 

その後、2018年5月の大規模噴火から9月頃までカラパナにある溶岩見学エリアでは溶岩流が海へ流れ込むオーシャンエントリーを肉眼で見られたようですが、2018年10月頃には溶岩の流出がストップし見られなくなってしまいました。

2019年7月現在、カラパナだけでなくハワイ島ではオーシャンエントリーを見られる場所はありません。

137号線を東へ進む 

137号線を東へ進み、道は一気に狭くなります。

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セダン車がすれ違うにはやや狭い道路幅。道路には穴もあり気を抜けません。

場所によっては上の写真のような対面通行も難しいほどの狭さになりますが、それほど車の往来は多くないので、注意深く進めば問題ありません。

それよりも、道のアップダウンが激しく蛇のようにくねくねとした道なので、T字路から目的地までの30分間、まるで遊園地のアトラクションに乗っているような気分でした。

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これはまだ緩やかなアップダウン。これに蛇のような道が続く。

とある雑誌に「観光客がなかなか足を踏み入れない場所」と書いてありましたが、その理由がわかった気がします。

 

そして、このプナ地区は他のハワイ島の地域とは全く違う独特の雰囲気でした。

プナ地区はあまり治安が良くない、中には大麻を栽培している場所もあるという噂があるようです。

ただ通り過ぎただけの私には本当のところはわかりませんが、

電気や水道が通っていないと思われるお家がいくつもあり、決して便利とはいえない環境で、あえて世俗から離れた不便な環境に身を置きたい信念を持つ方々が住んでいるのだろう、と思わせる雰囲気は確かにそこに存在していました。

 

137号線は20分間ほど

森→一瞬海岸線→すぐ森→一瞬海岸線

を繰り返していたのですが、

突然、

『SPEED LIMIT 5』

の看板が出現し、その様子が一変します。

そこはまるで死の大地 

それまでの豊かな木々に溢れる光景が突然途切れ、

『SPEED LIMIT 5』の看板の先には、森どころか木も葉もなく色のない溶岩台地に、私の目の前だけ無理矢理くり抜いたような道が出現しました。

私は旅行前にネット検索してその風景を見ていたはずですが、それでも実際に自分の目で見たとき、その光景に思わず言葉を失ってしまいました。

 

突然話は変わりますが、

ゲーム『ドラゴンクエストビルダーズ』に“ラダトーム”という場所があり、そこは「死の大地」と呼ばれているという設定です。

私が見た景色は、そのゲームの世界がそのまま広がったようでした。

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私が今いるこの場所を、1年前に溶岩が流れた。

そのことを一瞬で理解できる、それまでの景色とはあまりにも色が違う大地。

溶岩が流れた場所には、背の高いものが何もなく、ただ無数の茶色の岩石が転がっている。

陸から海へと溶岩が流れた、その跡がくっきりはっきりと大地に刻まれていました。

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茶色から色が変わる場所に立つ、葉と枝を失い幹だけでその形を留める灰色の木々。

その灰色の木々が盾となった奥にある、守られた緑色の林の空間。

畏怖

私はその光景を見た時、この言葉の意味をようやく体で理解できた気がしたし、

ワイ島に住む方々がペレを崇める気持ちを少し感じることができた気がしました。

 

無理やり重機でえぐって開通させた137号線をさらに進むと、ようやく私が目指した目的地に辿り着きました。

つづきはこちら↓ 

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